世界一愚かなお金持ち、日本人
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信用こそが「お金のなる木」 |
100の不動産を持つアメリカ在住の投資家による本物のお金持ちになるための「ひと儲けする方法」が書かれています。
まえがきに収入を増やす2通りの方法が提示されています。「『働いて得る収入(賃金)』(Active Income)と『働かずに得る収入(不労所得)』(Passive Income)。英語を知ることでその本質が見えてくる気がしました。
本書のキーワードは「信用」です。本物のお金持ちがもっとも大切にしているものは「信用」だと筆者は断言します。アメリカでは「現金」よりも大切なものとして「返済の実績」があるといいますから、徹底した信用社会です。
また、本書では随所にポイントや教訓がでてきますが、「借りをつくるより貸しをつくる」と教訓は深い意味で使われています。「貸しをつくるようになれば、相手はあなたがしてくれたことを心の片隅に刻んで覚えているものです。こうやって『信用』をこつこつと築いていけば、あとで大きなプレゼントになって返ってきます」とのことです。
エピローグで紹介されている「成功の三原則」が、本書の集大成でしょうか。1)十年スパンで考える、2)「お金で買えるものと、お金で買えないもの」を知る、3)「幸せの2倍法則」。3)は少し説明が必要です。大変な苦労や困難な時期を乗り越えてはじめて天からの祝福を受けることができます。「自分を信じて努力をしたら、その分、倍の幸せがやってくる」という意味だそうです。
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お金も人脈も「信用」が大切! |
『世界一愚かなお金持ち、日本人』
「真の豊かさとは何か」
そして「真の豊かさを手にいれる方法」がこの本のテーマです。
お金を貯めているだけでは増えないのに、なぜ日本人は貯め続けるのか。
投資や資産づくりによる所得を得ようとしないのか。
「これを読めば貴方も不動産でお金持ちに!」というよりも
作者が20代で1億円ものお金を手にした、その実体験を紹介しながら
お金や人脈を引き寄せるための教訓を説いています。
一攫千金を煽るような本よりも、非常に参考になりました。
そして、「信用」が無くては「真の豊かさ」には届かないということがよくわかりました。
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タイトルだけではなかった |
タイトルに惹かれて思わず購入しましたが、すばらしい1冊でした。
「わたしはこうしてうまくいった!」という話は概して鼻持ちならないものですが、
自分でも試してみたいと思わせる親身さがあります。
何より、「お金に働かせる」という考え方がアメリカではスタンダードで、日本では特に遅れていると痛感しました。
年の初めからいい本に出会いました。貯蓄することで安心しているすべての「愚かな日本人」に読んでもらいたい一冊です。
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題名に興味を持ったので読んでみました。 |
お金持ちになるには「信用」にレバレッジをかけて、少ない投資から大きな富を
築いていく。
その為には自分が働くのではなくお金に働かせる必要がある。
貯蓄するだけでは、もったいないじゃないか!お金はふやすものですよ!
これを多くの日本人が気づいていないか忘れていると・・・!
「金持ち父さん貧乏父さん」の教えを簡潔にまとめて自分の投資経験に「信用」
をブレンドして補足したような内容です。
資産運用や投資に対して興味を持ち始めた人への入門編として読むには、
わかりやすい内容だと思います。
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まず「心」ありき!!! |
内容がとても興味深く、文章も平易に書かれていたので一気に読み終えてしまいました。個人的に印象的だったのは、『信用』という言葉でした。著者のモットーは、『まず「心」ありき』。人脈も、ビジネスも、まずは『信用』が大切なんだと、当たり前のことを改めて思いました。最近の私は、成功するためにはどんな『知識』が必要で、どんな『方法』でするのが最善なのかということばかりにとらわれていたので、本書は自分にとって戒めの書になりました。その他に、日本国民がいかに諸外国に比べて不労所得(passive income)というものに疎いのかもよくわかりました。
最後に心に残った言葉を一つ。
「若いときに流さなかった汗は、老いてから涙となって返ってくる。」
お金持ちになるための姿勢、心構えを教えてくれる一冊です。お薦めです。